
※上記の疾患は専門の病院に紹介させていただきます。
これは高周波により発生させた電場を神経周囲にあて鎮痛作用を得るものです。
痛みを感じている神経周囲に針を進めてゆき電気を4〜6分間あててゆきます。
42℃以下の温度の低い高周波ですので神経組織の変性をおこす可能性がきわめて低く合併症が少ないとされております。
この治療の最大の特徴は持続時間が数ヶ月保つことです。一般的に3〜6ヶ月いわれており、このことから例えば神経への痛み止めの注射の効果が数日しかないという方にはよい適応となると思われます。
従来肩関節の動きが悪くなるいわゆる“凍結肩”と呼ばれるものは、肩関節を覆っている袋が非常に厚く、また硬くなっているため、人の手によるリハビリテーションではどうしても限界があり、改善に数ヶ月〜数年とかかる場合が多く、また改善の程度も期待できるものでないことがままあります。
これに対し、肩周囲に麻酔をかけその厚く硬くなった関節の袋をやぶき、関節の動きを改善させる治療法の一つとしてサイレント・マニュピレーションがあります。
効果として即時的な関節の動きの改善と何より痛みの軽減が期待出来ます。
また関節の動きに関してはその効果の安定性にその後のリハビリテーションがとても大事になってきます。